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頭蓋骨って動くの?頭蓋骨をアプローチしてきたことで分かったこと

投稿日:2018年4月6日

皆さまこんにちは。
頭蓋骨から健康美を伝える専門家、山口勝美です。

今日は、私が頭蓋骨からアプローチしている理由について書いてみたいと思います。

 

頭蓋骨は動くのか?

よく、「頭蓋骨って動くの?」っていうことに対して疑問をいだかれます。
私は、動くと信じています。

実際にレントゲンなんかで確認をしたわけではないですが、もう十数年と施術をやってきたなかで、触った頭に神経を集中していると、一定のリズムで頭が膨らんだり、萎んだりする動きを感じることができます。

頭のリズムについては、少し練習すればほとんどの方が触知できることは可能です。

ですが、私は施術をやり始めた最初のころは、その様なことは全く感じませんでした…。

それは指の圧が強かったからです。
頭蓋骨のリズムを指先で感じとるには、強い圧は必要ないんです。
その辺の理由は今回は割愛しますが、それから長年もう何万人となる方をやってきてみて、ようやく感じるようになりました。

頭蓋骨のこの動きは、脳脊髄液の循環により脳圧を一定に保つ為と解釈しています。

脳脊髄液とは

脳脊髄液について、分かりやすく解説してくれているものがありますのでご紹介します。

脳の中心部に脳室という分部があります。その脳室の中にさらに小さな脈絡叢という器官があります。心臓から脳に送られてきた血液が枝分かれしてこの脈絡叢に入ってきて、ここでは血液中の糖質分だけが抽出されます。この抽出された液体のことを脳脊髄液といいます。

脳脊髄液は無色透明であり、脳と脊髄神経の栄養素になります。つまり人間が生きるためには欠かすことのできない極めて重要な液体なのです。

例えば交通事故やスポーツ時の激しい障害、または出産時の激しいいきみなどで、時として硬膜が傷つき中を循環している脳脊髄液が外に漏れるときがあります。

この状態には脳脊髄液減少症という病名が付き、この疾患は激しい症状が現れます。

例えば頭痛、頸部痛、聴覚過敏、全身倦怠感、めまい、吐き気、自律神経症、睡眠障害などです。これらの症状はとても激しく耐えがたいつらさです。時として悶絶するぐらいとさえ言わています。

つまり脳脊髄液が脳とそれを覆う硬膜の間に必要量満たされていないと健全な健康が維持できないことを意味しています。

この生命維持にかかわる脳脊髄液は脳だけでなく背骨の中を通る脊髄神経の中を通りさらに体の隅々に至る抹消神経の中も通っていきます。全身の脳脊髄液を集めると約200㏄あります。

これらが代表的な原因ですがほかにもいろいろな原因があります、頭蓋ではなく頸椎や骨盤なども原因になることがあります。頭蓋骨の動きが悪くなることで例えば頭痛・偏頭痛を初め、内臓の不調などなど体中に特定できないほどの不調が出てきます。

※以上文面こちらから抜粋

日本ではまだまだ証明が難しい…

以前消費者庁から、広告掲示法違反を犯した小顔矯正をうたっている業者に対して、「頭蓋骨を動かしては小顔にはならない」と過大広告を出している業者に配置命令がありました。

それは、掲示法に反する過大広告があったことがきっかけとなり、その業者に対してそれを根拠とする物を提出するように指導しても、業者が出した関連の物では、その値に至らなかったようです。「小顔になる」広告表示は根拠なし、という決断が下され、9業者に配置命令と結果なったわけです。

この配置命令はあくまでも、小顔矯正に根拠なし。ではなく、小顔矯正の広告表示に根拠なし(偽りあり)。ということなんです。

つまり「過大広告はいけませんよ」ということです。

頭蓋骨に感しては、私はの知る限り日本では、「頭蓋骨が動く」に関してはエビデンスがなかなか見つけられません。

私が学んだ時は、静止したMRI画像で動きのビフォーアフターを見た事はありますが、実際に生で動いている画像は目の当たりにしたことはありません。

また解剖学の本では、頭蓋骨の縫合は「不動結合」と記され、動かない節が記してあります。

しかし、イタリアやイスラムなどの解剖学の時間では、「頭蓋骨の縫合は動く」と教えています。

私もオステオパシーや美容矯正を学んだ時にそう習いました。

オステオパシーでは、もう頭蓋骨は動くという定義になっています。

しかし…
まだ日本はそう理解してもらっていません

ちなみに高須クリニックの記事に頭蓋骨の隙間(縫合)について書いてある内容の文章からこうありました。

まず「人間の頭蓋骨や顔面骨はたくさんの小さい板状の薄い骨が合わさってできています。その板状の骨と骨のつなぎ目は縫合線と呼ばれており、」ここまでは正しいです。しかしその後の「縫合先にはわずかな隙間があります。加齢と共に縫合線は開いてきて、顔が大きくなってきたり、歪んだ歪んできたりします。」これは真っ赤な嘘です。確かに生まれたばかりの赤ん坊は、分的に縫合線に隙間がありますが、すぐに骨の成長とともに閉鎖してしまいます。一番大きな隙間は頭頂部頭のてっぺんにある大泉門と言う隙間ですが、通常生後18ヶ月位で完全に閉鎖してしまいます。ましてや、大人の頭蓋骨、顔面骨の縫合線は完全に閉鎖しているのは当たり前のことで隙間なんてものはありません。

と書いてあります。

これをどの様に捉えるかは自由ですが…

隙間といわれる縫合は関節に値するので、頭蓋骨の縫合は呼吸に合わせて開いたり閉じたりする遊びがある、というのが私の今までの学びから得たことでもあり、また個人的な考えとしてはあります。

もちろんコンプライアンスは大切です。

経験で感じたことをしっかりと伝えていきたい

私は、「頭蓋骨をユルませる」内容についていろいろな記事を書いていますし、本も出版しました。本やブログではある程度、表現の自由があります。

自身が日々感じたこと、またそれを結果として施術を受けた方が結果を感じてくださった内容をお伝えしているわけで…

まだまだ探求は、勿論やっていきますが。

他のセラピストの方もそうだと思うますが
自分が結果として出している事を、多くの方に知ってもらいたいゆえにブログを書いています。

女性を対象にした内容の施術には
不定愁訴の緩和をケアする内容もあります。

不定愁訴は自律神経のバランスが悪くなるのは、ストレスのせいにしてしまいがちですが、頭蓋骨や、顔、頭皮など…
全身との関係を考えた時に、頭を含めて全身は筋膜でつながっています。

皮膚組織も同じく全身を包んでいます。頭蓋骨にある脳硬膜も背骨の脊髄硬膜となり末梢神経を包む膜となりますから、このように頭と体は切り離せるものではありません。

肩が凝って頭痛につながったり逆に頭痛から肩凝るになることだってあると思います。

姿勢が悪くなってはが痛むとか、頭の緊張から下半身に影響が出てそこも変わるって言うこともあります。

他にも脳の硬膜が硬くなれば背骨にある、脊髄硬膜も硬くなり、腰椎や仙骨の可動性を低下させてその結果腰痛が起こることも普通にあります。

なんか漢字ばっかりが多くなっちゃって、一般の方はなかなか理解しがたいと思いますが…

なんとなくつながりがわかりませんか?

東洋医学でも、14の経絡のうち9つの経絡が頭蓋に流れています。そのため頭蓋の歪みは9経絡に影響与えます。経絡も足から頭蓋まで流れるものがあって、互いに影響し合っています。

なので…
頭蓋骨からアプローチする事により、様々な症状が緩和される結果として私は経験としてあります。

まだまだ日本では理解し難い部分ではあるようですが、私が感じたこと。またいま出せている結果で、沢山の方の助けになっている事は隠し難い事実であります。

頭蓋骨が動くとか動かないとか、何が間違っているのか、何が正しいのかよりも…

誰かの役に立てることを、良い部分を皆さんで共有できたら良いかなと思う次第です。

少なくともこのブログでご興味のある方はは引き続き読んでいただければ嬉しいですし、共鳴してくださる方は、講座などにご参加くだされば嬉しいです。

必要な方に届きますように。

長くてなりましたが…
最後までお読み頂きありがとうございました。

 

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