先日の地震のあと、寝付けなかった人も多いのではないでしょうか?
地震のような天災以外にも、現代社会において、厳しい労働条件による過労や、人間関係をきっかけとする心理的トラブル、機械相手のストレス、大気汚染、水、食物の汚染など、環境が悪化した多種多様なストレス要因がみち溢れています。
とくに都会に住んでいる人々は、心身を酷使して、日夜働くことにより睡眠不足や慢性疲労に陥ってしまい多くの人々は大なり小なり心身の健康を損なっているようにも思われます。
ストレスなんて抱えている人なんていないんじゃないの…?
そう思われがちですよね…
そもそもストレスは…
調べてみると、20世紀前半にカナダの医学者ハンス・セリエ氏が論文「ストレス学説」を発表したのが始まりと言われていて、その後ストレスは、ガンを始めとしてさまざまな病気の原因となることで、多く知れ渡るようになりました。
頭蓋骨調整を受けられる方々のなかには、小顔になりたいや、お顔をリフトアップしたい、ほうれい線をなくしたいなどのビジュアル面以外に、身体的な疲労、頭脳疲労、神経疲労、精神的緊張など、心身ともにがんじがらめになっている状態の方も見受けられます。
それは緊張の糸が、張り詰めたままになっている方の頭は、卵の殻のように緩みのない状態になっていて、施術をするとすぐにそれがわかります。
このような方々は、日々多忙な生活を送っていて、仕事の責務や人間関係上のトラブルなどを抱えていることが少なくありません。
神経質すぎる方や、内向的で鬱傾向がある方、または自律神経失調症の方も同じように頭のユルみがなくなっています。
また頭に付着している頭皮などは、たるみがあると、顔のシワにまで影響をしてきます。
ですが適度のユルみとしなやかさは健康上必要不可欠ななものです。
頭をユルめよう
頭に適度なユルみがないと肩や首のコリで体が辛くなり、目が疲れやすくなって頭痛が起こることがあります。
筋肉は収縮と伸展の繰り返しで機能していますから、緊張によって収縮が続くと、徐々に硬くなって老化が進むことにもなります。
それ以上に問題なのが、様々な神経系の中枢である頭脳そのものへの影響です。
頭皮にユルみがない状態は人体の生命活動システムが、円滑さを失って血液とリンパの循環が悪くなったりホルモンの分泌が滞ったりして、体のあらゆる部分で、支障をきたし始めていることの表れといえます。
つまり頭皮が張り詰めて、柔軟性を失っているということは、車のハンドルでいうと、遊びがなく自動車のスムースな運転不可能になるように、人間の身体が健やかな生命活動を行えなくなっていると言うシグナルでもあります。
身体的な疲れのように単純な疲労であれば、栄養のあるおいしいものを食べてゆっくりお風呂に入ったり、ぐっすり寝れば一晩で解消されると思います。
ところが、精神的疲労や頭脳疲労が増して、頭皮がユルみを失った状態になると、それだけで解消する事は難しくなってしまいます。
神経が張り詰めているときは、その精神的緊張を上手に解きほぐしてあげない限り、良質な睡眠が得られず、質の良い睡眠なしに人間の体は健やかな生命活動をおくることができなくなります。
精神疲労や頭の疲労を抱えていることにより、質の良い睡眠が取れなくなっている方々にとって、セルフ骨格小顔調整術はとても役に立つセラピーです。
皆さんが、知っているアーユルヴェーダの本拠地インドでは、老若男女に関わらず、自我の座があるとされている頭部をケアすると、脳や神経系の人生と強化を助け生命力がみなぎってバイタリティーが溢れ特に精神的緊張によって生じた疲労に対して非常に有益とされていると言うことが昔から言われています。
そのことからもわかるように、頭をケアすることは、もっとも大切と考えています。
でもただやみくもに頭を触るだけではなく、熟練したセラピストに施してもらうことがもっとも有効的に効果を表します。
ですが、なかにはサロンに来られない方は、ぜひセルフケアをお試しいただきたいと思います。セルフケアによるトリートメントであっても、頭をユルめることで、血液循環を高めることができれば眠りの質がきっと向上していきます。