最近では仕事上でも家庭においても、パソコンが日常生活に密着しています。
キーボードを叩いてモニターを見る状態が長く続き、同じ姿勢を保つことで緊張を強いられ、首や肩の筋肉はこわばり血行がどんどん悪くなってしまいます。
その結果肩のコリや首の痛み、眼精疲労、頭痛などが生じて、疲労が蓄積されてしまうのです。
デスクワークでシミやたるみに…!?
筋肉の動きが停止し、血液循環も阻害され、凝り固まった状態が長く続くと、体のエネルギーはスムースに流れなくなってしまいます。これは筋肉に限った話ではなく肉体同様に感情が停滞することによって、お顔への悪循環は起こります。
例えば感じたままに、素直に感情を表現できる人はストレスがたまりませんが、気持ちと裏腹な表情を作らなければならない人ほど、必要以上に口びるを噛んだり、口を固く結んだりすることによって、口輪筋や頬骨の筋肉が硬くこわばってしまいます。
それが長く続くと、シワやたるみの原因になってしまいます。
表情筋の筋トレをするほどにシワができやすい!
それでは、硬くなった表情筋動かさないといけないと考えがちですが…
やみくもに顔のマッサージや表情筋を動かすエクササイズをしてかえって、たるんでしまったということはないでしょうか?
そのわけは、こちらの皮膚科医の先生のブログをご覧いただければわかるように…
顔の表情筋は、骨と直接繋がっていない
手足の筋トレを思い浮かべていただきたいのですが、
筋トレをするとき、曲げ伸ばしをしますよね。つまり、骨を動かしますよね。
体の筋肉は、端っこで骨と繋がっています。
骨の動きと連動して、筋肉が動く(収縮する)わけですね。ところが、顔は違います。
口を閉じて、歯を噛みしめたまま、表情を作ってみて下さい。
びっくりした顔、しかめっ面、ニコッというスマイル、どれもできますよね。
つまり、骨を動かさなくても、筋肉が動くということなんです。
これが、顔の表情筋が他の筋肉と決定的に違うところです。もちろん、表情筋の奥には、骨と繋がっている筋肉もあり、
噛む時に(骨が動く時に)働いています。顔の筋トレで動かす筋肉は、主に表情筋なんですね。
表情筋は、皮膚とくっついている
骨と直接繋がっていない表情筋、宙ぶらりんになっているわけではありません。
実は、表情筋の片方の端は、皮膚に固定されているんですね。
つまり、筋肉が動くと、皮膚も一緒に引っ張られます。
だからこそ、表情を作ると(筋肉を動かすと)、皮膚にも動きが出るんですね。腕立て伏せをしても、腕の皮膚に変化はありませんよね。
(肘の内側の皮膚はシワになりますが、これは曲がる時に皮膚が余るからです)顔の表情筋は、動かせば動かすほど、皮膚も引っ張られます。
そして、次第に「折じわ」ができてくるんですね。眉毛を上げると、額に横じわが入りませんか?
今は表情を元に戻すと消える横じわも、
だんだん折れ曲がりの癖がついてくると、最終的には表情を作らなくてもシワが固定されてしまいます。
つまり、表情筋の筋トレをすればするほど、シワができやすくなってしまうのです。
>以上、こちらのブログから抜粋
こちらの先生は皮膚科医の先生なので、美容医療からの観点で、たるみに関して書いておられますが、合わせてこちらの記事もたるみについてわかりやすく書いておられますので、興味のある方は読んでみてください。
表情筋に頼らず顔面骨を触ります
なので、私達は表情筋に頼らず、頭蓋骨の一部である顔面骨を触るわけなんです。
それも、ほんとにタッチはソフトで。
骨格と骨格のつなぎめ、「縫合」を意識してやります。