私と同じように、体をアプローチするセラピストの方からこんな質問を頂くことがあります。
「体をアプローチされている時に、先生はどういう流れからアプローチされるのでしょうか?」と。
体にアプローチする流れは…
心と体はつながっている、ということからすれば、どこからが先でどこからが後かというのは、あまり関係ないように思いますが…。
「心臓より遠いところから」という答えを出すともっともらしいんでしょうけど、
私は、先ずは骨盤からやり…
その上で下肢「足」の方からアプローチをして、後頭下筋から内臓の反射区にマニュピレーションを加えながら、背骨の内臓反射区にマニュピレーションをやっていきます。
マニピレーションとは
ちなみにマニピレーションとは…
「操作する」という意味があり、筋や関節の治療に用いられる整体手技テクニックのことをいい、より敏速の整体テクニックで関節を動かすため、クライアントさんは自らをコントロールできなくなります。
また、筋肉のマニピュレーションと言う表現もあり、この場合は筋肉を緩めたり、正常に筋力が出るようにすることをいいます。
マニピュレーションは、筋肉の過緊張を緩めて関節の運動を正常に整え、神経の活動レベルを一時的に下げて深い休息を与える事で体を回復させます。
簡単にいえば、強い圧を加えてやるマッサージのようなものではなく、またバギバキボキボキとする、昔ながらの矯正とは違い、ソフトな圧で筋肉全般にアプローチすることをいいます。
根本から変える内臓マニュピレーション
話はもどりますが…
全身のコースをやる時は、特に「内臓マニュピュレーション」を重視します
横隔膜→肝臓→胃→結腸→腎臓→子宮→最後に後頭骨の順番で調整していきます。
首や背中、肩の痛みを伴う不調は、だいたい筋肉の硬さが原因で起こります。
また、腰も同じことがいえますが…
もうひとつの側面からいうと、メンタルの部分…、つまり心の部分から不調になることもあります。
そして、体のゆがみは内臓の不調からも起こる場合も多々あるんです。骨格や筋肉だけの調整だけでは、表面上の症状だけしか変わりません。
根本から変えていくのには、内臓の調整が最も重要になってきます。内臓の調整をすることで、長年凝り固まっていた筋肉が和らいで、姿勢が良くなり、体も強くなります。
そういう意味もあって、内臓のマニュピュレーションが重要になるのです。